(左が新品・右が劣化したベルトです)

ベルトの山が細くなったパワステベルトの交換です。

お客様から異音がするとのご相談がありました。

写真でも分かるように、ベルトの山が細くなっています。この山に亀裂が入るとベルトが切れてしまいます。ベルトが切れると動力がストップし非常にハンドルが重くなります。走行中に突然ハンドルが重くなることもあるので、大変危険です。
さらにオルタネーターやウォーターポンプの駆動にも影響が出て、バッテリーに負荷が掛かりバッテリー上がりに繋がったり、裂けたベルトが他の部位に損傷を与えたりする恐れもあります。

パワステベルト
パワステは油圧の力をタイヤに伝えてハンドル操作を軽くします。パワーステアリングベルトは、パワステを作動させるために、エンジンからの動力をオイルポンプへ伝える役割を果たしています。オイルポンプはベルトを介して回転し、油圧を作ります。

 

整備士・竹本の「作業コメント」です。

今回はフォレスターのパワステベルトを交換しました。ベルトはゴム製ですので時間と共に劣化します。ベルトが緩むとベルト鳴きと呼ばれるキュルキュルとかキーという異音が発生します。また摩耗が進むと、ベルトが切れる恐れがあります。ベルトが切れた状態で走行を続けると運転に影響が出るだけでなく、酷い場合は、エンジンが焼き付いてオーバーヒートする可能性もあるので、異音がする場合はぜひ点検にお越しくださいませ。

 
 
この度もご入庫いただき、ありがとうございます。
これからも安全に走っていただく為に、しっかりと作業させていただきました。

 
(松原整備センター・整備士:竹本)


 

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