松原整備センターには、コンピュータで3D(三次元)計測する「3D・四輪アライメントテスター」を設置しています。安心安全なお車の運転のために、マエダではアライメント測定をお客様へおススメしています。
※測定時間は40~50分でできます。
今回は四輪アライメントの調整がお車の運転にどのようなメリットがあるのか、簡単ですがご説明いたします。

 

四輪アライメントとは

危険な “車のフラつき” を調整します!

自動車の車輪や車軸には、様々な角度が付けられています。これは車を真っ直ぐに、また左右に曲がる際に安定した走りを確保するためです。これら角度はメーカー・車種によりそれぞれ違います。この決まった角度に車輪・車軸を配置・整列することが、「四輪(ホイール)アライメント」です。
 

こんな時、調整が必要です!

・ハンドルがどちらか左右へ流れる。
・ハンドルを斜めにしないと真直ぐ走らない。
・ハンドルの戻り方が左右の曲がりで違う。
・スピードを出すとハンドルが揺れる。
・あるタイヤの磨り減り方が激しい。
・タイヤの片方ばかりが磨り減る。
・溝に脱輪した。
・車輪止めや縁石に強くタイヤが当たった。
・衝突事故(軽重関係なく)してしまった。
・サスペンション部品を変えた。
・タイヤやホイールのサイズを変えた、など
 

アライメントの各部名称について

トゥー(Toe)

「トゥー」は日本語で言うと「つま先」です。車を上から見て、車輪が「ハ」の字になっているのを「トゥーイン」と言います。これは、車が前に走ると車輪が左右に広がる性質があるため、あらかじめ角度をつけているのです。しかし、最近の車はFF(前輪駆動)車が多いので、「トゥーゼロ」つまり「|| 平行」になっていることが多いです。
 

キャンバー(Camber)

「キャンバー」は日本語で「反り」のこと。この「キャンバー角」は車のステアリング性能、つまり左右に曲がる時の安定性を持たせるためにあります。車を正面から見て、車輪が「逆ハの字」になっているのを、「ポジティブキャンバー」と言います。車に荷重がかかると車輪が「逆ハの字」になっていても、地面に対して真っ直ぐになります。しかし、最近では「ポジティブキャンバー」の車は少なくなっています。
 

キャスター(Caster)

「キャスター」は「車輪」のことです。自動車では、横から見た時の車輪の角度を「キャスター角」と言います。横から見ると、前輪は斜めに付けられています。分かりやすい例えでいうと、「自転車の前輪」のイメージです。これも車を直進=真っ直ぐ走らせるために必要なものです。
 
 
この他にも、「四輪アライメント」には以下のような構成要素があります。

キングピン

前輪には左右に曲がるためのステアリング機構が付いてますが、曲がる際、タイヤはとある軸を中心にして角度を変えることになります。この軸のことを「キングピン」と言います。この角度がないと曲がる際、不安定になり、また、直進開始時にハンドルが戻ってこないことになります。
 

ターニングラジアス(ターニングアングル)

車が曲がる際の左右の前輪の「切れ角度」のことです。これが狂っていると、直進するアライメントが正しくても、タイヤの磨耗が起こりやすくなり、曲がる際の走行も不安定になります。
 

セットバック

車の前車輪軸と後車輪軸の平行度のことです。どちらか一方の車輪を基準にして、反対側の車輪が前後のどちらにズレているかを表します。その差が大きいということはアライメントのどこかがおかしいことを示します。
 

スラストアングル

車の進行方向と車の中心線の角度の差のことです。これが極端に狂っていると、車の前部がある幅を通過しても、後部が引っ掛ってしまうことになります。また、ハンドルを真っ直ぐにしても車は直進しなくなります。
 
 

四輪アライメント調整の重要性

自動車の高性能化と、求められる「安全性」

このように、車の車輪周りは細やかな角度で構成されています。しかしながら、これまで「四輪アライメントの調整」は、一般的にあまり重要視されていませんでした。

一般的な自動車ユーザーでは、アライメントを気にして走行する機会が少なかったことや、高性能なアライメントテスターが登場する以前は、アライメント調整には整備士の長年の勘と経験、そして長時間の作業が必要であったことが理由として挙げられます。

しかし、アライメントが狂っていれば車としての機能である「走る・曲がる・止まる」に大きな影響を及ぼし、いざという時に大事故につながる場合があります。現在は「安全性」を求める社会になり、自動車にも技術革新による様々な安全性能の向上が図られています。そして近年では自動車の安全技術は、「衝突安全から予防安全」に重点が移りつつあるとも考えられます。こうして、これまであまり重要視されてこなかった「四輪アライメントの調整」が現在、注目されています。

 
 

マエダは3D・四輪アライメントスター完備

そういった時代の流れの中、精度の高い測定を実現し、測定時間を大幅に短縮化する「高性能アライメントテスター」が発売され、松原整備センターでは「3D・四輪アライメントテスター」を導入し、自社でのアライメント調整を可能としました。
 

四輪アライメント料金

●四輪アライメント基本測定料金:13200円(税込)
●四輪アライメント調整料金:1ヵ所(トゥーイン・キャンバー・キャスター)2200円(税込)

 

測定時間は40~50分でできます。スタッフまでお気軽にお問い合わせくださいませ。