整備センターの作業風景を紹介します。
法定点検のbBです。ご入庫いただき、誠にありがとうございます。今回は整備士の三木がご紹介します。
点検の際に、フロントのブレーキパッド残量が減っていたので、交換させていただきました。
写真は新品パッドとの比較画像です。ブレーキパッドはディスクローターと擦れ合うことで少しずつ摩耗し、薄くなっていきます。左側の新品と比べ、厚みが三分の一以下になっているのが確認できます。
ブレーキパッド
ブレーキパッドは車輪と一体で回転するディスクローターを左右から挟み込み、その摩擦力で回転を止めて制動させる働きをしています。ブレーキパッドが消耗し、使用限度になるとブレーキの効きが悪くなるだけでなく、ディスクローターにダメージを与え、ブレーキの破損を招く恐れがあります。ですので、使用限度になったブレーキパッドは必ず交換しなければなりません。ブレーキパッドの厚みはメーカーによって多少前後しますが、新品時の厚みは約10mmで、使用限度は2mmです。厚さ3mm以下は要交換となります。
フロントのディスクローターも、波打ちや歪みやが酷かったので、研磨機で研磨させていただきました。
整備士・三木の「作業コメント」です。
上の写真では、内径と外径が研磨できている状態です。真ん中部分がかなり減ってる状態で、歪みもはっきりと確認できます。このままパッドのみの交換を行っても、ブレーキ制動が低下したり、ブレーキペダルを踏んだ時に違和感が出たりする可能性があったので、お客様に研磨のご提案をさせていただきました。
1枚目のディスクローター研磨が完了したところで、研磨前と研磨後の比較画像です。
レコード盤のようにスジが入っていたローター表面も均一になりました!もちろんブレーキの効きも、よみがえっています。今回はブレーキパッドも交換していただきましたので、新品時と変わらないブレーキ性能を発揮していただけると思います。
この度もご入庫いただき、本当にありがとうございます。今後とも松原整備センターをよろしくお願いいたします。
(松原整備センター・整備士:三木)